Signal PIN は電話番号ではないユーザーIDなどの機能をサポートするために使われるコードです。PIN を使うと、利用するスマートフォンをなくしてしまったり、機種を変えた場合でも、プロフィール、設定、連絡先、そしてブロックした相手の情報を復元することができます。PIN は、あなた以外の人があなたの電話番号を Signal に登録することを防ぐ登録ロックとしても利用できます。
プライバシーを保護しつつこれを実現するために、Signal はSecure Value Recovery を開発しました。これによって、あなたのソーシャルグラフは Signal のサーバーにも読み取れない状態になります。他のアプリやプラットフォームでは、この種類の情報は平文でサーバーに保存されています。
重要:
- PIN はチャットをバックアップするためのものではありません。メッセージの履歴と PIN は紐付けられていませんので、PIN を使ってもチャットの履歴を復元することはできません。
- Signalの側ではあなたのPINが何であるかわかりません。そのため、PINをリセットしたり復元したりすることはできません。
- PINを忘れてしまった場合、登録ロックを有効にしていると、7日間はアカウントにアクセスできなくなります。
その他のFAQ:
2種類のPINの違い
- Signal PIN はアカウント登録のときに使うSMS認証コードとは違います。
- また、画面ロックが有効なときに入力するスマートフォンのパスコードとも関係ありません。
- Signal Android でバックアップを復元するときに利用する30桁のパスコードとも異なります。
PINを変えたい
Signal の設定 >プライバシー > Signal PIN で変更できます。
顔認証や指紋認証、またはスマートフォンの画面ロック機能を使いたい
Signal PINはスマートフォンのパスコードとは関係ありません。スマートフォンのパスワードマネージャーにPINを保存しておいて、必要なときにコピーして Signal に貼り付けることはできます。
- 登録ロック機能を有効にするには、Signal PINを使って電話番号を再度 Signal に登録する必要があります。
-
Signal の設定
> プライバシー > Signal PIN> 登録ロック へ進んで、登録ロックを有効(無効)にできます。この操作はスマートフォンでしかできません。
- PINを忘れてしまった場合、最大7日間はアカウントにアクセスできなくなることがあります。私たちの側からPINをリセットすることはできません。
PINの最大長について
PINの長さに制限はありません。何文字でも設定できます。
Signal のPINを忘れないようにするために
Signal にはある程度の間隔をあけてリマインドする機能が搭載されています。PINを忘れないようにするために、Signal は定期的にPINを入力するように求めます。PINを使い始めてから順に以下の期間をあけてリマインドされます。
- 12時間
- 1日
- 3日間
- 7日間
- 14日間
リマインダーを無効にする
- PINを忘れないようにしてください。忘れてしまったら、誰も復旧できません。
- PINを正しく入力し続ける限り、リマインダーが表示される頻度は低くなっていきます。何度か間違えると、頻度が上がります。
- 無効にするには、Signal の設定
> プライバシー > Signal PIN > PIN リマインダーでスイッチを切り替えて無効にします。PINの入力を求められるので、正しいPINを入力し、オフまたはリマインダーを切るを選択します。
PINのリマインダーをオフにできない場合
PINを忘れてしまった場合
私たちの側でPINをリセットすることはできません。スマートフォンにアクセスできる場合は、PINはいつでも変更できます(Signal の設定 > プライバシー > PIN > PINを変更)。
- 登録ロックを有効にしていて、以前のスマートフォンが手元にない場合は、PINの有効期限が切れるまでお待ちいただく必要があります。
- 登録ロックを使っていない場合は、Signal を使い始めることができます。画面上部にあるスキップをタップしてください。
正しいPINを入力しても先に進めない場合
- お使いのスマートフォンの日付と時刻の設定が、ご自身の現在地のタイムゾーンに正しく設定されていることを確認してください。
登録ロックの有効期限
- 登録ロックは7日間使われないと期限切れとなります。以前に登録したスマートフォンにアクセスできず、PINも思い出せない場合は、この期限が切れてから新しくSignalを登録できるようになります。
- 期限切れの判定に使うタイマーは、Signal Desktop や iPad などのリンクされたデバイスで Signal を開くと、再度7日間にリセットされます。
あまり利用しないユーザーのPINの有効期限が切れないようにするために
有効期限のタイマーは、クライアントが Signal のサービスにアクセスするたびにリセットされます。アプリは、メッセージの送受信が行われていなくても、ときどきサーバーにリクエストを送信することでPINの期限が切れないようにしています。
英数字PINを入力するときにキーボードに数字しか表示されていない
- Signal を最新バージョンにアップデートします。
- 英数字PINを入力 をタップしてPINを入力してください。
- iOS では、PIN をコピーして貼り付けることができる場合があります。登録手順を終えた後で、PINを更新したり新しく作ることができます。
英数字のPINを使うオプションが表示されていない
Signal に登録したときにPINの画面が出てこない場合
- Signal を最新バージョンにアップデートします。
- 画面の指示に従うか、または Signal の設定
> プライバシー > PIN > 新しいPINを作成またはPINを変更へ進みます。
PINを利用する理由
Signal PIN は、たとえば電話番号ではないユーザーID (電話番号を使わないので連絡先はSignalの中にしか保存されていない) をサポートするなどの、今後予定されている新機能のために使われます。プライバシーを保護しつつこれを実現するために、Signal はSecure Value Recovery技術を開発しました。これによって、あなたのソーシャルグラフは Signal のサーバーにも読み取れない状態になります。他のアプリやプラットフォームでは、この種類の情報は平文でサーバーに保存されています。
- PINを使わない状態でアプリを再インストールすると、それがたとえ同じスマートフォン上であっても、それまで使っていた Signal の連絡先は消えてしまいます。
- PINを無効にするということは、Secure Value Recoveryを無効にすることを意味します。
- PINを無効にするには
- Signal を最新バージョンにアップデートします。
- PINの設定を行う画面で詳細
または
> PINを無効化を選択します。
一度作成した PIN を削除するには
登録ロックの機能を利用していなければ、PINは無効にできます。
-
Signal の設定
> プライバシー > Signal PIN > 登録ロックに移動しこれが無効になっているか確認します。
-
Signal の設定
> 詳細設定 > PINの詳細設定 > PINを無効にする の順番で進み、PINを無効化を選択します。