安全番号とは
Signalでの1対1のチャットには個別に安全番号があり、その会話相手とのメッセージと通話のセキュリティを検証することができるようになっています。
安全番号の検証は、秘密の情報をやりとりする上でセキュリティを確保するよい方法です。安全番号が検証済みとしてマークされている場合は、新しいメッセージを送信する前に変更内容を手動で承認する必要があります。
安全番号の変更通知について
安全番号が変更されると、必ずSignalから通知が届きます。これにより、ユーザーは連絡先との通信のプライバシーを確認することができるため、中間者攻撃 (MITM)を防ぐのに役立ちます。
安全番号の変更通知が表示される場合として最も一般的に考えられるのは、相手がスマートフォンの機種を変えたり、Signal を再インストールしたりした場合です。ただし、これらのことが行われた場合に必ず通知が来るというわけでもありません。気をつけた方がよいのは、安全番号が頻繁に変更されたり、予期せず変更されたりする場合で、このときは何か問題が生じている可能性があります。
安全番号の変更が通知される前に送信したメッセージが届かない理由
安全番号が変更されると、それまでに届いていないメッセージは再送信されません。Signal のメッセージはエンドツーエンドでん暗号化されています。これはいわば、メッセージごとに鍵穴と鍵があるようなものです。安全番号が変わルのは、メッセージの鍵穴と鍵が変わったのと同じことです。このため、安全番号が変わる前に送られたメッセージには古い鍵がついていることになり、届けることができないのです。
安全番号を表示する方法
注意:これは、メッセージリクエストを受け入れた後にのみ表示されます。
- チャットを開きます。
- チャットのヘッダーまたはオーバーフローメニューをタップし、次にチャット設定をタップします。
- 安全番号の検証を選択します。
連絡先との安全番号の確認方法は?
安全番号を照合する最も簡単な方法は、連絡先のQRコードをスキャンすることです(直接会ってするのが理想です)。また、数値コードを見るか聞く、共有アイコンを使用してコードをクリップボードにコピーし、別のチャンネルで使用してみる、などの方法も考えられます。安全番号が同じであれば、別人ではなく本人と通信しているということになります。
これを行うには、あなたと相手の両方が上記の手順に従って安全番号を表示し、コードをスキャンまたは共有するためにタップしてください。確認後は「検証済みにする」をタップして、設定を自分側にのみ適用することができます。
安全番号の検証済みステータスを管理する方法
安全番号を確認して、「検証済みにする」または「未検証にする」ボタンをタップします。
安全番号が検証されているかどうかを知る方法
安全番号が検証されると、連絡先の名前の横にあるチャットのヘッダーにチェックマークが表示されます。安全番号を変更したり、手動で確認ステータスを変更しない限り、検証済み状態は継続します。